掛け捨てではなくなる?

 

自動車保険のみならず損害保険というのは掛け捨て、要するに生命保険などのように満期になってお金が戻ってくるというものではない、払ったら払いっぱなしいう仕組みになっています。
これは昔からこういう仕組みになっているので今更文句を言う人も少ないかと思いますが、そういた中でソニー損保が提供する自動車保険で満期になった時にお金が戻ってくるという自動車保険を始めたそうです。
お金が戻ってくるといっても生命保険のように支払った保険料のほとんどが戻ってくるということではなく最大で20%までキャッシュバックという形で返金されるようです。

 

これはPHYD型、運転行動連動型というもので実際の運転が安全であれば返金率を高くし、危険な運転ばかりをする方には今まで通り全くキャッシュバックのないものになるというものです。
安全運転しているかどうかの判断は車に搭載されたドライブカウンターというものによって判断され、その機器によってはじき出された点数に応じて返金率を決めるというものです。

 

ドライブカウンターの構造は大まかにいえばGセンサーや衝撃センサーなどが付けられているもので、スムーズな加速・減速をするときには点数が上がり、逆に急発進や急ブレーキなどを行うと減点されるようになっています。
これによって安全運転に徹する方はより安価な保険料で自動車保険の恩恵にあずかれるわけで非常にありがたいものなのですが、逆に少し荒い運転をする方にとってはデメリットになるわけではありませんがメリットにはなりません。
そうなると今まで年齢が若いからとか事故歴があるからということだけで高い保険料を払っていた人でも安全運転をすることで保険料を安くすることができるということになります。
ただ、普段からいろいろなものから監視され、管理下に置かれている中で、更に車に運転の仕方まで監視されていると思うと息が詰まりそうになります。

 

それにこういったトラブルも起こりそうです。

安全運転する方でいい点数をあげていたのにもかかわらず、自転車の飛び出しなどで急ブレーキを踏んで、そのせいで返金率が悪くなってしまったということでいざこざが起こる可能性も否定できません。
運転というのはいろいろな面でお金を払うことが多いもの、その中でお金をもらえるというチャンスを得たからにはこういったえげつないことも起こる可能性はあると思います。
それからドライブカウンターの点数をあげようとやたらとゆっくり加速したり、赤信号のかなり前からブレーキを踏んでゆっくり止まるといった方が増えることになり、あおられたり怒鳴られたりすることも増え、都心部などでは渋滞を引き起こす可能性もあります。
安全運転をするのはいいことですが、お金がかかると人間は豹変しますのでそれが現在の道路事情にどれだけ影響するかは全くに未知数です。