自動車保険ならぬ自転車保険

自動車を運転している方であればだれもが一度は経験している自転車の無謀運転。
今でこそ場所によっては車道を走ることになっていますが、自転車が走れる歩道があるのにもかかわらず車道上をふらふら走り、渋滞を引き起こしていたり、路地から飛び出してくる自転車などに難関ひやっとさせられたことか。

 

日本の道路交通法では弱者を守るという考え方がるので、自動車より自転車、自転車より歩行者の安全が優先なのですが、いくら自動車側が法律を守ってきちっと走っていても、免許がなく事実上何をやってもお咎めなしの自転車が飛び出してきたり、信号無視などをしてくれば、事故も起こるというものです。
これは自転車が被害者となる観点でのお話ですが、逆にその自転車の無謀運転が加害者側になることも多くなっているようです。
特にここ最近、健康ブームのせいかロードバイクなどに乗っている方が多くなってきましたが、ロードバイクはもともとスピードを競う自転車であって、構造自体もスピードが出しやすいものとなっています。
それなりに脚力のある方であれば40q/hは簡単に出すこともできるのです。

 

原付バイクが30km/hの制限があるのに安全性にも乏しい自転車がそのようなスピードで走り、歩行者とぶつかってしまえばただ事ではすみません。
つい最近の事故でそれで相手側を死亡させてしまったなどいうこともあり、現状では自転車にかかわる事故が一番多く、自転車が一番危険な車両であるということになります。
それに気が付いた兵庫県がこの度県内で自転車を運転する人間すべてにおいて自動車保険ならぬ、自転車保険の加入を義務化しました。

 

これはかなり思い切ったことをしましたがとてもいいことだと思います。
自動車やオートバイであれば、自分の過失で相手を怪我させてしまった、死亡させてしまったという状況になっても責任は逃れられませんが、損害賠償請求されたお金は自動車保険が払ってくれます。
しかし、同じ状況になる自転車においてそれが全くないというのでは被害者はたまったものではありません。

 

ただ残念なのが、自転車保険に加入していない方が自転車を運転していても何も罰則がないというこ、人間誰しも罰がなければ法を守ろうとはしません。
スピード違反だって罰点や反則金、罰金、裁判というものがあるからみんなそれなりのスピードで走っているわけであって、これは全くなく、ドライバーの良心に頼るものであれば、かなりのスピードを出して走っていることでしょう。
それと同じことが兵庫県の自転車保険加入の義務化なのです。
安全志向の方であれば加入するかもしれませんが、大多数の方は加入することはないでしょう。